減るという豊かさ

Daily things

2月6日に左肩を骨折!朝、出掛ける用意をしていた時のこと。コートを着ようと思ってクローゼットの前で足が滑って前に転倒。びっくりするくらいのスピードだったのか、物凄い遠心力も加わったようで(チキンを食べる時、関節を逆向きにボキッとやって外すような感じ)、物凄い『ボキボキボキ!!!』と『ベリベリベリベリ!!!』という音と共に私の腕は、通常の可動域以上を超えて、ボッキボキのぶーらんぶらん。痛すぎて、悶絶。
何が起こったかわからないけど、自分で肩をグリっとやったら、外れたものが戻るのではと、素人の安易な発想も虚しく、強烈な痛みで立ち上がることも出来なかった。。外れた肩を戻すために、一番近くの整骨院を調べて電話をすると「すぐに来てください」と言われ、コートは肩にかけるのが精一杯。コートの袖が風に揺れるだけで左肩に響いて痛い。コートの前を閉める力もなく、寒さを堪えながら、ほんの5分ちょっとの距離がとてもとても遠く感じた。

整骨院ではまさかの、メインの先生と、新人先生。「ほら、ここがこうなっているでしょ!触って確認して!そうじゃなくて!」私の体でどうぞ確認してください涙 脱臼しているのを戻す時、頭の方に新人先生、左腕をメインの先生。「違う!もっとこうやって!もっと!」というやりとりを聞きながら『(このフォーメーションで合ってるーー涙?)』とツッコミを入れて。メインの先生が異様に左の手のひらをギュッと握っているので、それも痛くて、もうどこが痛いかわからないくらい痛くて、「はい、はまりました」『(え??まだ全然ハマってない感覚なんですけど涙)』「骨折してるかもしれないのでね、紹介状出しますんで、これから整形外科行ってレントゲン撮ってくださいね」
『(えーーーーーーーーーーーー涙)』

そこから徒歩2分の距離を倍以上かかって到着。真っ暗で、誰もいない、怖い。「す、すみませーん」奥から医師のような方が「え??14時からなんですけど」「え?紹介状書いてもらって来たんですけど」「診察は14時からだから、ここに名前を書いたら早めに診察できるかもだから」『(この激痛で3時間待ちは辛いよーーーーーー涙)』

とぼとぼ歩いて先程の整骨院で伝えてみると。結果、ほかの病院に移動して行っても待ち時間が長いから一緒かもと言うことになり。しばらく休ませてもらって。『(たぶんずっと痛いからお昼食べに行こぅぅぅ涙)』前向きw

整骨院と整形外科の間のお店でランチを食べ、14時前に向かうと、すごい混みよう、、、少し待って早めに診察室へ。先生が「え?どうなったの?なんでそうなったの?てか、まずレントゲンじゃない??なんで整骨院行った??」『(知らーん涙)』「とりあえずレントゲン撮るから!」レントゲン撮ると「ちょっと!あんた!骨折してるじゃない!あんた幾つよ?まだ若いんだからーー!」『(知らーーーーーーーん涙)』

それで気付くと、整形外科の先生はスキンヘッドの男性で、口調がおねえっぽい。「あんた、家族いるの?え、独りなの?どうするの?仕事辞めたの?その仕事はしばらく出来ないわね。どうすんのよ?やばいじゃなーーい。」
え、キャラ濃い。謎のおもろい存在現る。

「あんた骨折してて、骨がここギュッと重なちゃってるから、これは治っても左手が若干2センチくらい短くなるわね!」『(えーーー涙)』「もっと大きい病院にCT撮りに行ってきて!たぶん、このまま固定して固めることになると思うけど、あんた明日の朝、予約はできないから早起きして行ってくるのよ!」『(えーーーーーーーーーー涙)』

帰り道もキツイけど、まず寝られるか?横になれるのか?痛み止めの薬は飲まずに、寝れるわけ、、、意外と寝れた!2時間おきに目は覚めるけど、寝返りは打てなくて背中も痛いけど、翌日起きて病院に行くことができた。

オープン時間に行ったら、すごい混みよう、、、かなり待って、おじいちゃん先生が担当。前転で倒れて左肩骨折したことを何度か伝える。「それで、後転で転んだの?」と、同じやりとりが続く。CTを撮り終えた後に、おじいちゃん先生が「ありゃ〜、こっれは見事にボッキボキだね〜。全治2ヶ月、固定して治療になるね〜」と、なり一安心。
「先生、記念にCT画像写メしてもいいですか?」と聞くと「いいよ〜、じゃあ全部拡大してあげようか〜ほら〜」「わあ♡ネタになる♡ありがとう」「そんなことで、そんなに喜ぶの〜w」おじいちゃん先生もおもろい。

整骨院で先生が紹介状を書いている間、ベッドで横になっている時に、痛くてポロポロ泣きながら
”この骨折には意味がある”、だから前向きに明るくいようと思った。だからボッキボキの写真も楽しめるw

最初は寝起きが一番大変で、ヒヤヒヤもの。簡単には横になれなくて、背もたれの高い椅子に座っているのが一番楽だった。歩いたり、家事をすると、恐ろしい消費量で充電が切れるように動けなくなるので、家事は最小限にして。

なので、ほぼ3週間、修行かと思うくらい、朝から晩まで椅子に座って自分と向き合った。こんな時間は生まれて初めてだった。どれだけ自分が外側に意識が行っていたのか。外側の色々なものに振り回されていたのか。生きている感覚がなかったのか。気付くと、悩みや迷いは大体が外側だった。意識を向けるのは、外側ではなく、内側だった。
この一見、動けない、働けない、は減ったような感覚になるけど、目には見えない豊かさがたくさん詰まっていた。生きて行く中で、何に意識を向けて行くか。

このアクシデントに、たくさんの感謝とありがとうを。気付かせてくれて、ありがとう。
めっちゃおおきにサンキューやで。(異様に早口で)

コメント

タイトルとURLをコピーしました