骨折してから、左肩は私の赤子のようになり、痛みで2時間おきに目が覚めたり、やさしくお薬を塗って話しかけたり、いつも補助をして気遣う。こんなに時間のことを気にせず自分の身体にやさしく触れたことがなかったことに気が付いた。
常にほんの少し先のことに、『今』の意識は行っていて。どうなるか何パターンか考えて、どうなっても対応できるように『いつも少し先』を見ていた。それでリスク回避できることはあるかもしれないけど、決して『いい未来』を想像していたわけではなく、そんな癖がとてつもなく染み付いていた。
『今に自分がいない』
あぁ、これだったのか。ずっと何か足りていないものは、これだったのか。内側ではなく、外側ばかり見ていた。外側のバランスをとることばかりに意識が行って、内側を見ようとしていなかった。わかっているようで、全然わかっていなかった。
昨日からリハビリを始めて、かなり左腕全体が固くなっていたことに気付いた。身体は24時間動かさないと固くなり始めると聞いて驚いた。まず左肘下のリハビリから多めにすることになり、3週間ちょっと三角巾で90°に曲げていた腕を真っ直ぐにするだけでも、かなりの圧だった。
それで今日驚いたのが、左手でお皿を持ってごはんを食べることができた!!!これはもう感動(涙)
タンブラーを左手で持って、開け閉めができた!!!力が入るようになってきた(涙)
もうそれだけで、嬉しくて、ありがたくて、感謝。。
普通に使えてる時は、何にも思わない。
『当たり前』
きっと私は(私たちは)、わかってるつもりで、わかっていないことがたくさんあるんだろう。
小さな『ありがとう』にも気付けずに、『もっともっと』と先ばかり見て不安になっているんだろう。
『今、目の前の小さな豊かさに気付く』
これは内側をよーく観察していないと、見逃してしまう。慣れていない者にとっては、一瞬現れる妖精くらい「ん?」気付かない。外側の出来事に気を取られていては、勿体無いのだ。
目の前にあるどんなことも、大切に味わう。良いこと、良くないこと、物質的なものだけで判断せずに、すべてが私の人生の一部として味わう。
強くて、やさしくて、あたたかい。
誰にでも内側にある世界。


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